パイオニア・カーサウンドコンテストは、カーオーディオ文化の創造と、ショップのインストレーション&調整技術の向上を目的としてスタートしたコンテスト。カーオーディオとは縁がなくしがらみもない数名の(ホーム)オーディオ評論家が審査を行うという意味では、数あるメーカー&インポーター主催のコンテストの中で最も公正で、参加台数も多いことから、最も入賞する価値があるコンテストと言われている。逆に言うと、このコンテストの上位に入賞しているショップであれば、取付&調整の腕が良く、安心してオーディオの取付を任せられるという目安にもなる。数年前まではショップと審査員のみが参加できる完全にクローズドなコンテストだったが、昨年からユーザークラスを新設。このコンテストに参加しているカロッツェリアX認定店を通じてのエントリーにはなるが、一般の参加が可能になるなど、徐々にオープン化の方向へ進んでいる。
今年のコンテストは、昨年同様、ショップのデモカー部門とユーザーカー部門の2部門を設定。それぞれにカロッツェリアクラス、カーシアターシステムクラス、内蔵アンプシステムクラスがあるので、計6クラスに分かれて審査が行われる。カロッツェリアXクラスとは、同社のフラッグシップ・カーオーディオ「カロッツェリアX」を使用してシステムを構成したクルマが出場できるクラス。カーシアターシステムクラスは、カロッツェリアのカーDVDメインユニットやカーDVDプレーヤー、およびサラウンドプロセッサーを使用し、前席でDVDビデオの5.1もしくは6.1chサラウンド再生が可能なシステムを搭載したクルマが競う。内蔵アンプクラスはカーナビを含むカロッツェリア・メインユニットとカロッツェリア・スピーカーを使用し、内蔵アンプだけで構成されたシステムが競うクラス。ただし、先頃発売されて人気のDEH-P01の場合、厳密にはアンプは外部にあるが、箱に同梱(内蔵)されている(笑)ということで、内蔵アンプクラスに出場可能。またカロッツェリア製サブウーファーであれば、カロッツェリア製パワーアンプとの併用で使用ができるし、カロッツェリア製パワードサブウーファーを載せることも可能だ。
課題曲は、カロッツェリアXシステムクラスと内蔵アンプシステムクラスがジェーン・モンハイトの「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ