パイオニア・カーサウンドコンテストは9月10&11日

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不況の影響で中止のウワサも流れていたパイオニア・カーサウンドコンテストだが、13回目となる今年は、これまでの3日間から2日間に短縮して行われる。場所は幕張メッセ。日時は9月10日、11日。

パイオニア・カーサウンドコンテストは、カーオーディオ文化の創造と、ショップのインストレーション&調整技術の向上を目的としてスタートしたコンテスト。カーオーディオとは縁がなくしがらみもない数名の(ホーム)オーディオ評論家が審査を行うという意味では、数あるメーカー&インポーター主催のコンテストの中で最も公正で、参加台数も多いことから、最も入賞する価値があるコンテストと言われている。逆に言うと、このコンテストの上位に入賞しているショップであれば、取付&調整の腕が良く、安心してオーディオの取付を任せられるという目安にもなる。数年前まではショップと審査員のみが参加できる完全にクローズドなコンテストだったが、昨年からユーザークラスを新設。このコンテストに参加しているカロッツェリアX認定店を通じてのエントリーにはなるが、一般の参加が可能になるなど、徐々にオープン化の方向へ進んでいる。

今年のコンテストは、昨年同様、ショップのデモカー部門とユーザーカー部門の2部門を設定。それぞれにカロッツェリアクラス、カーシアターシステムクラス、内蔵アンプシステムクラスがあるので、計6クラスに分かれて審査が行われる。カロッツェリアXクラスとは、同社のフラッグシップ・カーオーディオ「カロッツェリアX」を使用してシステムを構成したクルマが出場できるクラス。カーシアターシステムクラスは、カロッツェリアのカーDVDメインユニットやカーDVDプレーヤー、およびサラウンドプロセッサーを使用し、前席でDVDビデオの5.1もしくは6.1chサラウンド再生が可能なシステムを搭載したクルマが競う。内蔵アンプクラスはカーナビを含むカロッツェリア・メインユニットとカロッツェリア・スピーカーを使用し、内蔵アンプだけで構成されたシステムが競うクラス。ただし、先頃発売されて人気のDEH-P01の場合、厳密にはアンプは外部にあるが、箱に同梱(内蔵)されている(笑)ということで、内蔵アンプクラスに出場可能。またカロッツェリア製サブウーファーであれば、カロッツェリア製パワーアンプとの併用で使用ができるし、カロッツェリア製パワードサブウーファーを載せることも可能だ。

課題曲は、カロッツェリアXシステムクラスと内蔵アンプシステムクラスがジェーン・モンハイトの「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ」の5曲目「I Won't Dance」と、サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の「ムソルグスキー:展覧会の絵」のトラック15「鶏の足の上に建つ小屋」。カーシアターシステムクラスがセリーヌ・ディオンの「ライヴ・イン・ラスベガス [DVD]」のDISC1-チャプター3「It's All Coming Back To Me Now」。興味がある人は、自分のクルマでどのように聞こえるかを確かめてみるといい。またコンテスト参加ショップは、エントリー台数+1人(エントリー台数1台の場合は計3名まで)の参加が認められているので、コンテスト参加ショップとなじみになれば、コンテストの見物も可能だ。
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