第15回 パイオニア・カーサウンド・コンテスト

第15回パイオニア・カーサウンド・コンテストが、9月2〜3日の2日間、幕張メッセで行われました。
パイオニア・カーサウンド・コンテストは、日本中のカーオーディオ専門店がデモカーを持って集まり音の良さを競う、カーオーディオ業界の一大イベント。今年は、震災の影響もあり参加台数の減少が危ぶまれましたが、1ショップから参加できる台数を増やしたこともあって、参加台数は大幅に増加。とくにユーザーカー部門カロッツェリアXクラスは、100台を超える激戦区となりました。

そのクラス分けと参加台数は以下の通り。
●ディーラーデモカー部門カロッツェリアXシステムクラスー53台
●ディーラーデモカー部門ピュアコンポシステムクラスー11台
●ディーラー/ユーザー混合部門内蔵アンプシステムクラスー50台
●ユーザーカー部門カロッツェリアXシステムクラスー106台
●ユーザーカー部門ピュアコンポシステムクラスー23台

ベース車はBMW320クーペ
さて、日本一のショップを決めるといっても過言ではないディーラーデモカー部門カロッツェリアXシステムクラスの1位は、昨年に続いて高知のガレージ・ショウエイ。かつて連覇を果たしたショップは、いくつかありますが、昨年とは異なるクルマ(昨年はフィット、今年はBMW320)で1位に輝いた点に価値があります。どんなクルマでも、ハイクオリティな音に仕上げられる取付技術と調整技術があることの証明ですから。しかも、昨年のフィットは、トゥイーターとミッドレンジがフロントの三角窓を少し隠していたり、やや反則気味の取付だったりして、個人的には「このクルマに乗るのはちょっと気が引ける」という感じでしたが、今年は「この取付ならアリかも」という印象。ドアなどはおそらく大改造しているはずですが、それをあまり感じさせず、スッキリと収まっています。

スピーカーはM&Mデザイン。小口径サブウーファーを含め4ウェイのシステム 

パワーアンプはカロッツェリアRS-A99Xが2台
音も聴いてみましたが、素晴らしいのひと言。今年は、何となく音が粗いクルマと、高域がスッキリ抜けない印象のクルマが多いように感じましたが、このクルマを含め上位数台は、音の透明感も高域のヌケも申しぶん無し。その上、低域のレスポンスが抜群に良く、楽しく音楽を聴かせます。さらに、音場のスケール感が素晴らしい。カーオーディオだと、左右のスピーカーの間に正確な音場を再現するために、どうしても音場も恩蔵もこぢんまりとまとまってしまう傾向にありますが、このクルマの場合は、ステージ最前列で音楽を聴いているようなスケール感。ボリュームを上げるほど、迫力が伝わってきて、わくわくする音です。

420万円でセール中
スピーカーはホーム用のティール&パートナーのユニットがベースですが、カーオーディオ用に特注し、しかもフランジ等は日本でアッセンブルするというオリジナル品。近々、M&Mデザインのブランドで販売を開始するそうだから、こちらもお楽しみに。また、このクルマ自体、売りに出ています。総額300万円を超えるオーディオ&ナビ・システムを装着した状態で420万円は、後から同じオーディオ・システムを組み込むことを考えるとお買い得。購入希望の方は、ガレージショウエイ(088-845-0700 )の吉岡さんまで、連絡してみてください。

サウンドフリークスのBMW
スピーカーはカロッツェリア
ディーラーデモカー部門ピュアコンポシステムクラスの1位になった、岩手のサウンドフリークスのBMWの音も素晴らしかった。クルマの中は音響的に難しい空間なので、どうしても特定の周波数帯域に違和感が出たりするものですが、このクルマは低域から高域まで違和感がまったくなく、整った音。立ち上がりが良くキレのいい音は、機器の持ち味を良く引き出していると感じました。下の入賞店(者)リストを見ると、サウンドフリークスは、別のクラスでも上位入賞を果たしています。これはクルマに依らず安定して高音質を実現できる技術力があるという証左。下のリストを見ると、複数の部門&クラスで入賞しているお店が何店舗かありますが、カーオーディオのインストールをお願いするとき、そんなお店なら安心。ショップ選びのひとつの目安になると思います。各部門&クラスの上位入賞店は以下の通り。詳しくは、カロッツェリアのサイトで確認ください。また、ユーストリームに、表彰式の模様がアーカイブされています。
ピュアコンポシステムはXシリーズ以外のデッキを使用。こちらはDEH-P01

●ディーラデモカー部門カロッツェリアXクラス
1位 サウンドステーション・ガレージショウエイ
2位 エモーション
3位 サウンドステーション・ジパング
4位 ステックス
5位 サウンドステーション・アンティフォン
6位 サウンドエナジー
7位 クレヴァーズ
8位 サウンドステーションAVカンサイ堺
9位 シンフォマージ
10位 コール松本

●ディーラデモカー部門ピュアコンポシステムクラス
1位 サウンドフリークス
2位 サウンドステーションAVカンサイ神戸
3位 サウンドステーションAVカンサイ堺
4位 イングラフ
5位 コール松本

●ユーザーカー部門カロッツェリアXクラス
1位 友森さんーレクサスISーサウンドステーション・ジパング
2位 米田さんーBMW M5ーサウンドステーションAVカンサイ堺
3位 板井さんーレガシィワゴンーエモーション
4位 服部さんーフェアレディZーサウンドステーション・ガレージ・ショウエイ
5位 草間さんーインフィニティEX35ーサウンドステーション・クァンタム
6位 佐藤さんーアルテッツァーコルトレーン
7位 古市さんークラウンエステートーサウンドステージ
8位 石川さんーアコードツアラーーサウンドステーション・ガレージショウエイ
9位 園生さんーセアト・レオンーサウンドステーションAVカンサイ堺
10位 古渡さんープリウスーサウンドウェーブ
11位 福田さんーセルボースーパーオートバックス岐阜店
12位 大友さんーアルファードーアンティフォン
13位 河口さんーアコードワゴンーマイスター
14位 大山さんーアルファードーサウンド・エスパス 
15位 村上さんームラーノーサウンドステーション・アンティフォン
16位 清嶋さんーステップワゴンーカーオーディオサポート・コルノ
17位 奥村さんーCR-Vーカーオーディオクラブ
18位 逢坂さんーオデッセイーシンフォマージ
19位 蟹江さんーアルファードーサウンドステーション・クァンタム
20位 長住さんーヴィッツーウェイブトゥポート

●ユーザーカー部門ピュアコンポシステムクラス
1位 森本さんーマグナムーサウンドステーションAVカンサイ堺
2位 佐藤さんープジョー406ーサウンドフリークス
3位 吉田さんーレガシィワゴンーサウンドステーション・ジパング
4位 名久井さんーインスパイアーサウンドフリークス
5位 豊田さんーシボレーMWールーディ
6位 岡田さんーデュアリスーサウンドステーション・クァンタム
7位 伊勢田さんーキューブーサウンドステーション・サブライム
8位 入来さんーヴォクシーースーパーオートバックスかわさき
9位 久保さんーステップワゴンーライズ・オーディオ・ビジュアル
10位 藤原さんーBMW323ーフィール

●ディーラー/ユーザー混合部門内蔵アンプシステムクラス
1位 高橋さんースイフトーステックス
2位 竹本さんーVWシロッコーサウンドステーション・クァンタム
3位 菊地さんーBMW320ツーリングーサウンドフリークス
4位 阪本さんーMB C200ーサウンドステーションAVカンサイ堺
5位 上村さんーマークXーイングラフ
6位 永野さんーEKスポーツーコルトレーン
7位 道祖尾さんーアルファ156ーサウンドステーション・ジパング
8位 峰岸さんーオデッセイーサウンドステーション・クァンタム
9位 毛受さんープリウスーマツデン
10位 岩元さんーアルファ156ーサウンドステーションAVカンサイ神戸