【大阪オートメッセ2012】オーディオテクニカ50周年記念限定ケーブルを比較試聴できる

2012年4月に創立50周年を迎えるオーディオテクニカ。ブースには、トヨタ・プリウスとマークXの2台のデモカーを展示していましたが、注目は50周年限定ケーブルの聞き比べができるマークXです。
オーディオテクニカは今年50周年
フロントスピーカーは
カロッツェリア新RS
このマークXはカロッツェリアの新RSシリーズの16cm2ウェイスピーカーをフロントに搭載。サブウーファーは旧RSシリーズで、パワーアンプはカロッツェリアXを使用しています。これらの機器の間の信号伝送はスピーカーケーブル、ラインケーブルともレグザットの50周年記念限定モデル、AT-RX50SとAT-RX50Aで配線。デジタルプロセッサーとパワーアンプ間の一部の配線を差し替えられるようにして、ラインケーブルの聞き比べができるようになっています。
ケーブルを差し替えて聞き比べができる仕様
そんな、一部の配線だけで音がかわるの? と思う人もいるでしょう。これが、笑っちゃうほど変わります。最初はレギュラーモデルのレグザットで配線。これでも十分にクオリティの高い音ですが、50周年記念限定レグザットに替えたとたん、音場がスケールアップします。とくに音場の高さが増し、奥行きも一段と感じられるようになったのには驚き。解像度も一段と増して、聞き慣れたはずの音源に、こんな音まで録音されていたんだと気づくことも。おそらく、パワーアンプをグレードアップした以上のクオリティアップが実感できるのではないでしょうか。高価なケーブルですが、パワーアンプをアップグレードすることを考えたら、コスト/パフォーマンスがいいともいえます。最終日にオートメッセに行くかたは、ぜひ音の変化を体感してみるといいでしょう。
デジタルケーブルも聞き比べできる
デジタル同軸ケーブルも、iPodトランスポート、AT-DL3iの部分でレグザットのレギュラーモデルと50周年記念限定モデルを差し替えて、比較試聴できました。こちらは、クオリティが上がるというよりも音の傾向が変わる印象です。レギュラー・レグザットの光軸ケーブル、AT7795は音が全体的に太る傾向がありましたが、50周年記念限定のAT-RX50Cは、音像の輪郭と音場の奥行きがはっきりとする方向。いずれも、レグザットではないケーブルと比べるとクオリティも情報量もレンジ感も増しますので、あとは人それぞれの好みの問題かと思います。いずれも、いいケーブルであることは、間違いありません。なお、50周年記念限定モデルは、ラインケーブルが予定数の3分の1、同軸デジタルケーブルが4分の1しか残っていないとのことなので、欲しいかたはお早めに注文を。
マークXのトランク。パワーアンプはカロッツェリアX
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