【大阪オートメッセ2012】カロッツェリア新RSスピーカーが見せる二面性

昨日、10日からインテックス大阪で開催中の大阪オートメッセ2012。カーオーディオメーカーやカーオーディオショップのデモカーも多数展示され、試聴が可能です。

新デモカーのBMW6シリーズ
カロッツェリアのデモカーはBMW 6シリーズとアウディA5の2台。両車ともカロッツェリアの新しいフラッグシップスピーカー、新RSシリーズを搭載。ともに、16cmセパレート2ウェイシステムのTS-Z1000RSに6.6cmミッドレンジのTS-S1000RS、25cmサブウーファーのTS-W1000RSを組み合わせた4ウェイ構成で、デッキ&アンプ類はカロッツェリア・カーオーディオの最高峰「カロッツェリアX」という組み合わせ。BMWのほうは、パワーアンプをブリッジ接続で使用し、サブウーファー用アンプにクラスD駆動のPRSシリーズを加えるなど、細かい違いはあるものの、システム自体は似たようなものです。
BMWのフロントスピーカーは新RSシリーズの3ウェイ
サブウーファーをリアトレイにインストール
BMWのパワーアンプはRS-A99Xが3台+PRSアンプの計4台
 ところが、出てくる音はまったく対称的。アウディのほうは、音の立ち上がりが速く、高解像度でワイドレンジ。新RSスピーカーの持ち味を最大限に引き出したような音で、新RSスピーカーの4ウェイシステムの性格を知るなら、まずこのクルマから聴くことをおすすめします。対してBMWはふんわりと柔らかい音色。奥行き感のある音場を再現します。もちろん、音の立ち上がりの速さや解像度の高さ、再生レンジの広さは新RSスピーカーのそれですが、耳当たりが優しく、音楽が心地よく聞こえます。絵画でいうなら、写実派のアウディ、印象派のBMWといったところでしょうか。新RSスピーカーの、もう一つの面が見られます。
こちらはアウディのアンプ。3台のRS-A99Xで4ウェイスピーカーを鳴らす
同じスピーカーでシステムもさほど違わないのに、これだけ音の印象が違うのは、クルマの違いやインストールの違いもありますが、セッティング次第でどんな音にもふれる懐の深さを持っているということでしょう。もし、明日オートメッセに出かける人がいたら、カロッツェリア新RSスピーカーが持つ二面性を聴き比べてみるといいと思います。またAVカンサイやジパング、オートステーションK2、サブライムといったサウンドステーション・グループのデモカーやオーディオテクニカのブースでも、新RSスピーカー搭載車があり、それぞれ違う表情の音を聴かせます。時間があれば、こちらも試聴してみると楽しいと思います。

カロッツェリア


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