【大阪オートメッセ2012】ディナウディオのデモカーを聴く

北欧スウェーデンのディナウディオは、カー用のみならずホーム用の高級機も製造するスピーカーメーカー。大阪オートメッセ2012にはAVカンサイが製作したBMW X6Mを展示。試聴することができました。

フロントスピーカーはEsotar2の3ウェイ
BMW X6Mに搭載したスピーカーは、ディナウディオのフラッグシップ・モデル、Esotar2のフルセット。28mmソフトドーム・トゥイーターのEsotar2 110、10cmミッドレンジのEsotar2 430、16.5cmウーファーのEsotar2 650をフロントドアにインストールし、ラゲッジルームには30cmサブウーファーのEsotar2 1200を搭載。合計4ウェイ構成のスピーカーで、音楽を再生しています。16.5cmウーファーはドアに組み込んだエンクロージャーにセットしているため、バッフルで取り付けたものよりは、スピーカーの性能を発揮しやすい状態。このスピーカーを駆動しているのがブラックスの最上級アンプ、MATRIX4ですから、なおさらスピーカーを正確に制動してくれます。

その音ですが、他のクルマとは音場の展開のしかたが違うのがわかります。左右方向、高さともスケールが広大なので、クルマの狭さを感じさせなません。また、音が前に出てくるのではなく、フロントウインドウの外側に向かって奥行きを描き出すような音場。これも、車内が広く感じる要因でしょう。それでいて、音像は実在感あり。ヴォーカル、楽器、それぞれの音に生命力があります。音を正確に描写するタイプもひとつの方向性ですが、このBMWは血の通った音楽を紡ぐ、そんなサウンドが楽しめるシステムです。
ラゲッジルームに30cmサブウーファーを搭載。パワーアンプはブラックスMATRIX X4
ディナウディオ カーオーディオ


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