【大阪オートメッセ2012】ウイニングのCR-Zが大幅進化

毎年、大阪オートメッセに顔を出していると、同じクルマが展示されていることもあります。ウイニングのブースにあったホンダCR-Zもそう。昨年も試聴した記憶があります。ただし、オーディオ・システムは大幅にグレードアップ。音も、見違えるように良くなっていました。

このCR-Z、昨年はフロントスピーカーが発表間もないダイヤトーンのDS-G50で、サブウーファーがアメリカン・ブランドだったと思います。パワーアンプは、覚えていません。ヘッドユニットはアルパインのAVナビ。これにオーディソンのデジタルプロセッサー、bitOneを加えて細かいサウンドセッティングができるようにし、iPodやCD等のステレオ音源は高音質で楽しめるし、DVDのサラウンド再生も楽しめるクルマでした。

今年のCR-ZのサブウーファーはダイヤトーンSW-G50が2個
今年のヴァージョンも、アルパインのAVナビ+オーディソンbitOneで、ステレオ再生とサラウンド再生をマルチに楽しめる良さはそのまま。ただし、サブウーファーは新しいダイヤトーンのSW-G50(2個)に替え、パワーアンプはブラックスのNOX4を搭載していました。
パワーアンプはブラックスNOX4が2台。イルミネーションもばっちり
そのグレードアップ効果はてきめん。昨年は低音があまり入っていないような音楽だと、軽快に音楽が楽しめるものの、サブウーファーの低音が大きく鳴ったとたんにフロントスピーカーとのレスポンスの違いがどうしても気になってしまいましたが、今年のクルマはまるで後方にサブウーファーなど無いかのように、音場がリスナーの前に展開します。それでいて、かなり低い音まではっきりとした音階を伴って聞こえるものですから、サブウーファーがあることに気づく次第。昨年、気になっていた低音のレスポンスの遅れなど皆無。フロントのDS-G50も、ものすごくレスポンスのいいスピーカーですが、サブウーファーのSW-G50もフロントスピーカーの速さに追従し、高音から低音まで一体感のある、キレのいい音を再現します。振動板がトゥイーターからサブウーファーまですべて同じなので、音色も一体感あり。こうなると、スピーカーが鳴っている感じが薄れ、車内の空間に音楽がぽっかりと浮かぶ感じに聞こえます。試聴曲はiPodで再生していましたが、圧縮音源を感じさせないほど密度があり、音離れも抜群。リズム重視の曲にとくに似合いそうなサウンドが楽しめるCR-Zは、ウイニングに行けば試聴できると思いますので、気になる方はウイニングに問い合わせてみてください。

ウイニング


いいね!